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職人に憧れ続けた男!高橋徹!
私は学校を卒業後この業界に飛び込みました!この性格が幸いしてか、この板金塗装業界だけをとことん突き進んできました。生真面目なA型ということもありますが、自分の信じたことを真っ直ぐにやり遂げたい性格なのです!しかも負けず嫌いなので、ライバルには絶対負けたくありません。将来絶対一流の職人になってやる!との思いでここまで続けてきました。
ハッキリ言って勉強は嫌いです!でも図工は超得意!
私は、幼少のころからモノに対して、「これはどうなっているんやろ?」と興味深々で何でも分解していた子供でした。そして絵を描くのが大好きでした。
すでに小学生の頃には、モノづくりに興味を持っていました。算数や国語は大の苦手でしたが、図工だけは誰にも負けなかったというアーティスト志向の子どもだったと思います(笑)
中学生になっても勉強は好きではありませんしたから、毎日友達と遊ぶことばかり考えていました。今思えばもう少し勉強もしておけば良かったなぁと、ほんの少し後悔しています(笑)
中学を卒業するときに、先生が「オマエ進学どないすんねん!?」と言われましたが、こんな学生ですから将来を真面目に考えているわけでは無かったのです。でも先生が姫路高等技術専門学院の塗装科を勧めてくれたおかげで自分の進む道が決まったと思いました。
なんとなく始めたけど、知れば知るほどのめり込みました!
私に塗装の技術を教えてくれた先生が、いつか「自分で商売をやりなさい!絶対に独立しないさい!」と常日頃言われておりましたので、私もその通りいつか絶対に自分の店を持つぞ!とその思いだけでここまでやってきたと思います。
板金塗装と一口に言っても「経験、知識、技術」が物を言う大変奥の深い仕事だと感じました。その奥深さに私はどんどんのめり込み、そして追求していきました。
もちろん卒業後は業界に飛び込んだのは言うまでもありません。最初に勤めたところは来店型の塗装工場だったので、お客様が直接工場にやって来られます。仕上がった愛車をご覧になってお客様がすごく感動している場面に何度も出くわしました。そのお客様の笑顔を見たときに「なんていい仕事なんだ!俺の進む道はまさにこれしかない!」と思った瞬間でもありました。
バイクに興味を持ちだしたのもこの頃です。
さらに高度な技術を求めて転職!!
私は一流の技術を追求していくために、さらに高度な技術と最先端のワザを併せ持った板金塗装工場に転職しました。今まではバンパーのヘコミやボディの小キズなど比較的軽い症状から中程度の症状を直す技術を身に付けたのですが、こちらでは大事故でフレーム修正をしなければ真っ直ぐに走ることもできないような大破したクルマの修復や整備など高い技術を求められる仕事を覚えていきました。もちろんこのような大事故の修理には、修理技術だけでなく見積もりの計算知識や修理知識と整備知識など多くの知識と技術を必要とします。私は長年こちらで修業させていただいた結果、板金塗装の技術だけでなく、精度の高い見積もり技術や、整備技術など、クルマの修理に関わる全ての技術・知識を修得しましたのです。
日本一の職人と呼ばれたい!!
すべてを準備したうえで、2013年11月に姫路市花田にて板金塗装工場をオープンさせていただきました。
今までは会社の看板で仕事をさせて頂きましたので、そこでは自分の持てる力をすべて発揮することができました。
しかし、これからは技術があるから、職人だからということではお客様は来てくれません。技術は一流であって当たり前だと考えます。
その上で「お客様に喜んでいただける奉仕の精神」が必要だと考えています。「どうすればお客様が喜んでくれるか、どうすればお客様が得をするか、どうすればお客様が感動してくれるか」お客様の笑顔を思い浮かべながら、お客様の満足度をあげていき、さらに自分時自身の技術力の向上にもさらに突き詰めていきたいです。まだまだ飽くなき戦いは終わりません。
日本一の職人を決める頂上決戦に挑む!!
大手の修理工場や、設備の整った規模の大きな工場の技術者が出場し、知識と技術を競うコンテスト「BPグランプリ」にこんなちっぽけな工場の私が出場する機会に恵まれたのです。
ここで入賞でもすれば、お客様へのアピールになるだけでなく、私自身の技術力が全国レベルにあるのかを知りうる絶好の機会だったのです。
「配色」と呼ばれる80種類の塗料を混ぜ合わせ、車体に合わせた塗料を作ったり、ヘコンだボディをハンマーで叩いて修復したりするのですが、やはり全国からレベルの高い技術者がやってきて私の作業をじっと見つめています。日頃は黙々と一人で作業をしますので、多数の方に見れらるのはすごく緊張しました(笑) 本当にプレッシャーもありました。自分の腕を信じ一次予選、二次予選と勝ち抜き決勝大会まで勝ち進むことが出来ました。
決勝大会では全国からツワモノがやって来ます。また会場はたくさんの来場者でごった返していました。コンテストの会場も二次予選とは比べ物にならない数の見物客でした。ここでも自分の力を信じてやりきることだけを考えました。色の確認調合から微調整、そして着色にいたるまでのプロセスを頭と感覚でしっかり捉えながら、いつものように作業しました。私自身でも最高のパフォーマンスを発揮できたと思います。
その結果、見事BPグランプリ2014」の板金部門で全国優勝を勝ち獲りました。これは本当に自信につながりました。実は平成24年「ひょうご技能グランプリ」で1位をも獲ってるのです。全国レベルの技術でお客様に安心感を与えることが出来ます。「TRガレージなら任せて安心や!」と言っていただける自信につながりました!これもひとえに、自分の進む道へ導きそして厳しく指導してくれた姫路高等技術専門学院の師匠のお蔭だと感謝せずにはいられません。
今後も少しでもお客様のプラスになることがあればなんでもチャレンジしていきたいと思います。そして愛車のことでお困りごとがあれば、どんなことでも相談に乗れるように、日々努力を惜しむことなく、技術の向上に精進し日本一のトータルカーケアアドバイザーになります!!